Mcrypt 関数
PHP Manual

mcrypt_create_iv

(PHP 4, PHP 5)

mcrypt_create_iv乱数ソースから初期化ベクトル(IV)を生成する

説明

string mcrypt_create_iv ( int $size [, int $source= MCRYPT_DEV_RANDOM ] )

mcrypt_create_iv() は、IV を生成するために 使用されます。

パラメータ size で IV のサイズを、また パラメータ source (デフォルトはランダムな値) で IV のソースを指定します。

source には、MCRYPT_RAND (システムの乱数生成器)、 MCRYPT_DEV_RANDOM (/dev/random からデータを読む)および MCRYPT_DEV_URANDOM (/dev/urandom からデータを読む) を指定できます。 Windows でサポートされているのは MCRYPT_RAND のみです。なぜなら、Windows には(当然) /dev/random あるいは /dev/urandom が存在しないからです。

注意: MCRYPT_RAND を使用する場合、乱数生成器を初期化するために、 必ず mcrypt_create_iv() の前に srand() をコールしてください。rand() のように、自動的に 初期化されるわけではありません。

例1 mcrypt_create_iv() の例

<?php
    $size 
mcrypt_get_iv_size(MCRYPT_CAST_256MCRYPT_MODE_CFB);
    
$iv mcrypt_create_iv($sizeMCRYPT_DEV_RANDOM);
?>

IV は、単に暗号化ルーチンに異なる初期値を与えるためだけのものです。 この IV は、たとえ要求されていたとしても秘密にしておく必要はありません。 暗号化したデータとともに IV を送信したとしても、セキュリティを損ねる ことはありません。

このトピックについてのより詳細な情報は » http://www.ciphersbyritter.com/GLOSSARY.HTM#IV» http://fn2.freenet.edmonton.ab.ca/~jsavard/crypto/co0409.htm および Applied Cryptography by Schneier (ISBN 0-471-11709-9) の 9.3 節にあります。


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