III. サーバの管理

ここでは、PostgreSQLデータベース管理者にとって関心のある事項を扱います。 これには、ソフトウェアのインストール、サーバの設定や構成、ユーザやデータベースの管理、および保守作業が含まれます。 PostgreSQLサーバを個人的に使用している場合もそうですが、特に業務で使用している場合は、ここで扱う事項に精通している必要があります。

ここに記載された情報は、大体において新規ユーザが読み進めるべき順番に並べられています。 ただ、章ごとに内容が独立していますので、必要に応じて個々の章を読むこともできます。 ここでの情報は、項目単位で限定して説明されています。 特定のコマンドについて完全な説明を知りたい場合は、パートVIを参照してください。

最初の数章は、これからサーバを構築する新規ユーザにも読めるように、前提知識がなくても理解できるようになっています。 残りの部分では調整や管理について記されていますが、これについては読者がPostgreSQLデータベースシステムの一般的な使用について理解していることを前提としています。 詳細な情報についてはパートIパートIIを参照することをお勧めします。

目次
14章インストール手順
14.1. 簡易版
14.2. 必要条件
14.3. ソースの入手
14.4. アップグレードする場合
14.5. インストール手順
14.6. インストール後の設定作業
14.7. サポートされるプラットフォーム
15章Windows へのインストール
16章サーバ実行時環境
16.1. PostgreSQL ユーザアカウント
16.2. データベースクラスタの作成
16.3. データベースサーバの起動
16.4. 実行時の設定
16.5. カーネルリソースの管理
16.6. サーバーのシャットダウン
16.7. SSLによる安全なTCP/IP接続
16.8. SSH トンネルを使った安全な TCP/IP 接続
17章データベースユーザと権限
17.1. データベースユーザ
17.2. ユーザ属性
17.3. グループ
17.4. 権限
17.5. 関数とトリガ
18章データベース管理
18.1. 概要
18.2. データベースの作成
18.3. テンプレートデータベース
18.4. データベースの設定
18.5. 代替領域
18.6. データベースの削除
19章クライアント認証
19.1. pg_hba.conf ファイル
19.2. 認証方式
19.3. 認証における問題点
20章多言語対応
20.1. ロケールのサポート
20.2. 文字セットサポート
21章定常的なデータベース保守作業
21.1. 定常的なバキューム作業
21.2. 定常的なインデックスの再作成
21.3. ログファイルの保守
22章バックアップとリストア
22.1. SQL によるダンプ
22.2. ファイルシステムレベルのバックアップ
22.3. リリース間の移行
23章データベース活動状況の監視
23.1. 標準的な Unix ツール
23.2. 統計情報収集器
23.3. ロックの表示
24章ディスク使用量の監視
24.1. ディスク使用量の決定
24.2. ディスク容量不足
25章ログ先行書き込み (WAL)
25.1. WALの利点
25.2. 将来の利点
25.3. WALの設定
25.4. 内部
26章リグレッションテスト
26.1. テストの実行
26.2. テストの評価
26.3. プラットフォーム固有の比較ファイル
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