異なるデバッグ用フラグやリリース用フラグを付けたバージョンを必要とする場合や静的リンクでアプリケーションとリンクする必要がある場合、libpqを構築する際にVisual C++ 7.1-8.0またはBorland C++を使用することのみが推奨されます。 普通に使用するのであれば、MinGWまたはVisual Studio 2005バージョンを推奨します。
Visual Studio 7.1以降を使用してlibpqクライアントライブラリを構築するためには、srcディレクトリに移動し、以下のコマンドを入力してください。
nmake /f win32.mak
Visual Studio 6.0以降を使用して64ビット版のlibpqクライアントライブラリを構築するためには、srcディレクトリに移動し、以下のコマンドを入力してください。
nmake /f win32.mak CPU=AMD64
サポートされる変数についての詳細についてはwin32.makファイルを参照してください。
Borland C++以降を使用してlibpqクライアントライブラリを構築するためには、srcディレクトリに移動し、以下のコマンドを入力してください。
make -N -DCFG=Release /f bcc32.mak
以下のファイルが構築されます。
動的リンク可能なフロントエンドライブラリ
ユーザのプログラムをlibpq.dllにリンクする際に使用するインポートライブラリ
フロントエンドライブラリのスタティック版
通常何らかのクライアント用のファイルをインストールする必要はありません。 アプリケーションの実行ファイルと同じディレクトリにlibpq.dllファイルを格納しなければなりません。 絶対に必要な理由がない限り、libpq.dllをWindowsのSystemやSystem32ディレクトリにインストールしないでください。 このファイルがセットアッププログラムを使ってインストールされるならば、ライブラリの新しいバージョンが上書きされないように、ファイルに含まれるVERSIONINFOリソースを使ったバージョン検査をしなければいけません。
もしこのマシンでlibpqを使った開発を行う場合は、src\includeとsrc\interfaces\libpqというソースツリーのサブディレクトリをコンパイラ設定のincludeパスに追加する必要があります。
ライブラリを使うためには、プロジェクトにlibpqdll.libファイルを追加しなくてはいけません (Visual C++ではプロジェクトを右クリックし、追加を選択してください)。